最近はウイスキーの値上げでなかなか手の届かない人も多いでしょう。
そんな人にオススメなのが BUSKER。
2021年に発売されたので日は浅いですが、着実な人気を得ているので気になっている人も多いのではないでしょうか?
本日は満を辞してBUSKERをレビューしていきたいと思います!
結論:このトロピカルさでこのコスパはなかなかないよ、うますぎる・・!
個人的にめちゃくちゃ美味しくて、何本リピートしたかわからないレベルのおいしさなんですが、初心に帰ってレビューしたいと思います!
\ これはヘビーリピート確定だ /
BUSKERとは
ここではBUSKERの詳細についてお話ししていきます!
BUSKERウイスキーについて
BUSKERウイスキーは、アイリッシュウイスキーの新しいブランドです。BUSKERはアイルランドの豊かな蒸留の伝統を引き継ぎながら、モダンなスタイルで楽しむことができるウイスキーを提供しています。
場所と蒸留所
- 場所: アイルランド
- 蒸留所: Royal Oak Distillery(ロイヤルオーク蒸留所)
樽の使用
BUSKERウイスキーは、異なる種類の樽を使用して熟成されます。主に以下の樽が使用されます
- バーボン樽:
- アメリカンオークのバーボン樽で熟成されたウイスキーは、バニラ、キャラメル、オークの豊かな風味を持ちます。
- シェリー樽:
- スペインのシェリー樽で熟成されたウイスキーは、ドライフルーツ、ナッツ、スパイスのノートを持ち、リッチで深い風味を与えます。
- マルサラワイン樽:
- イタリアのシチリア島で生産されるマルサラワインの樽で熟成されたウイスキーは、レーズン、キャラメル、ナッツ、チョコレートなどのノートを持ちます。
これらの樽を組み合わせることで、豊かで複雑な風味が生まれます。
三種の樽で寝かせるのでトリプルカスク・トリプルスムースと呼ばれます。
特に、マルサラワイン樽は特注のフローリオ樽を使用。
マルサラワイン樽は、特にアイリッシュウイスキーや他のスピリッツの熟成に使用されることが多く、その中でもフローリオ樽は特注の高品質な樽として知られています。
BUSKERウイスキーは、特注のフローリオ樽を使用することで、他のアイリッシュウイスキーとは一線を画す独自の風味を持っています。
マルサラワインの豊かな風味がウイスキーに加わることで、バランスの取れた複雑な味わいが楽しめると言えるでしょう。
蒸留方法:シングルポットスチルについて
シングルポットスチルは、アイリッシュウイスキーの伝統的な製造方法であり、特にアイルランド特有のスタイルです。この方法は、アイリッシュウイスキーの風味とキャラクターを決定づける重要な要素です。
シングルポットスチルの定義
シングルポットスチルウイスキーとは、以下の条件を満たすウイスキーを指します:
- 一つの蒸留所で生産される。
- 混合穀物(通常は麦芽と未発芽の大麦)を使用。
- 銅製のポットスチルを使用して蒸留。
未発芽の麦芽を使う理由は19世紀に遡ります。
19世紀、麦芽に税金が課せられるようになり、租税回避のため未発芽の麦芽を使用し始めたのが由来します。
製造プロセス
- 麦芽と未発芽の大麦の混合:
- シングルポットスチルウイスキーの特徴的な部分は、麦芽大麦と未発芽の大麦を混合することです。この混合により、特有のスパイシーでクリーミーな風味が生まれます。
- 発酵:
- 混合された麦芽と大麦は、水と酵母を加えて発酵させます。この発酵プロセスで糖分がアルコールに変わり、ワートと呼ばれる液体が生成されます。
- 三回蒸留:
- アイリッシュウイスキーの伝統的な手法として、三回蒸留が行われます。銅製のポットスチルを使用し、ワートを加熱して蒸留します。三回蒸留することで、ウイスキーの純度が高まり、滑らかでクリーミーな風味が引き出されます。
- 熟成:
- 蒸留後、ウイスキーは木製の樽で熟成されます。バーボン樽、シェリー樽、または他のワイン樽などが使用されます。熟成期間中にウイスキーは樽から風味を吸収し、複雑な香りと味わいが形成されます。
シングルポットスチルウイスキーの特徴
- 風味: シングルポットスチルウイスキーは、スパイシーでフルーティー、そしてクリーミーな風味が特徴です。麦芽の甘さと未発芽の大麦のスパイシーさが絶妙に調和します。
- ボディ: 三回蒸留による滑らかな口当たりと、複雑な風味の層が楽しめます。
- 香り: バニラ、ハチミツ、シトラス、スパイスの香りが感じられます。
シングルポットスチルウイスキーは、アイリッシュウイスキーの中でも特にユニークで伝統的なスタイルを持ち、愛好家にとって特別な存在です。
BUSKERの公式テイスティングノート
- 色: 明るい金色
- 香り: バニラ、キャラメル、シトラス、スパイスのノート
- 味: トロピカルフルーツ、バニラ、トフィー、ナッツ
- フィニッシュ: 長く持続するスパイスとウッディなフィニッシュ
アルコール度数
ボトルの見た目
BUSKERウイスキーのボトルはモダンで洗練されたデザインです。
以下が特徴です
- シンプルでエレガントなラベル
- 矩形のボトル形状
- ロゴと名前が強調されたデザイン
- スクリューキャップ
BUSKERウイスキーはその複雑でリッチな風味とスタイリッシュなボトルデザインで、新しい世代のウイスキーファンに愛されています。
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BUSKERの飲み方は?やっぱりハイボール!
いざテイスティングしていきます!
BUSKERウイスキーは、特にそのトリプルカスク・トリプルスムースのバージョンで、多彩な風味と滑らかな口当たりが楽しめるアイリッシュウイスキーです。
以下で、ストレート、ロック、ハイボールのそれぞれの飲み方での味わいを詳しくご紹介します!
ストレート
ストレートで味わうと、BUSKERウイスキーの真髄が感じられます。
- 香り:
- 麦芽の香り: まず最初に感じるのは、しっかりとした麦芽の香りです。この香りがウイスキーのベースとなり、他の風味とバランスをとっています。
- はちみつとバニラ: 次に、はちみつとバニラの甘い香りが広がります。これがウイスキーに柔らかさと甘みを加えます。
- 牧草の香り: 自然の中にいるような牧草っぽさも感じられ、爽やかな印象を与えます。
- フルーティさ: 最後に、トロピカルフルーツのようなフルーティな香りが現れます。これがトロピカルと称される所以です。
- 味わい:
- 一口目: 口に含むと、まず爽やかさが広がります。「爽やか〜〜〜!おいしい〜〜〜!」と感じるほどのフレッシュな味わいです。
- スパイシーさ: 次にスパイシーな風味が現れ、個性が際立ちます。バランスの取れたスパイスが後を引きます。
- フルーティさ: 飲み込むと、後から後からフルーティさが感じられ、余韻も楽しめます。
- 軽さ: アイリッシュウイスキーの特長である三回蒸留による軽さもあり、全体的に滑らかで飲みやすいです。
ロック
氷を加えると、BUSKERウイスキーの風味が少し変わります。
- 香り:
- 麦芽: 氷が溶けると、麦芽の香りが一層強調されます。冷やすことで香りが引き締まり、よりシャープに感じられます。
- はちみつ感: ほのかな甘みが広がり、はちみつの香りが全面に押し出されます。冷たさが甘みを際立たせます。
- 味わい:
- スパイシーさ: ロックにするとスパイシーさが際立ちます。氷の冷たさがスパイスの刺激を和らげつつも、しっかりと感じさせます。
- 余韻: 余韻はビターで、少し苦味を伴いながらも心地よいフィニッシュを楽しめます。
- 飲み応え: とろっとした甘みと濃厚な味わいがあり、飲み応えが増します。冷たさと甘さのバランスが絶妙です。
ハイボール
ハイボールにすると、BUSKERウイスキーの特徴がさらに広がります。
- 香りと口当たり:
- シェリー樽の影響: 炭酸水と混ぜることで、シェリー樽で熟成された風味がしっかりと感じられます。シェリー樽のフルーティでリッチな香りが、ハイボールの軽快さと相まって心地よいです。
- グレン感: ウイスキーの本質的な麦芽の風味が残り、爽やかでクリアな口当たりです。
- 味わい:
- 単体で楽しむ: 一杯単体でいただくと、ハイボールとしての軽快さと爽やかさが際立ちます。シェリー樽の深みとトロピカルなフルーティさが相まって、リフレッシングな飲み物に仕上がっています。
- 食事との相性: これは一杯単体で楽しむよりも、食事に合わせて美味しくいただくのに最適です。特に軽めの料理や前菜、シーフードなどと相性が良いです。
結論
BUSKERウイスキーは、その多彩な風味と滑らかな口当たりで、さまざまな飲み方で楽しむことができます。
ストレートでそのままの豊かな味わいを堪能するも良し、ロックで冷やしてスパイシーさと甘みのバランスを楽しむも良し、ハイボールで爽やかに食事と共に楽しむも良し。
どの飲み方でも、BUSKERウイスキーの魅力を存分に味わうことができると言えるでしょう◎
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